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高齢認知症患者が要介護5が要介護4へ!食欲も回復した食事の前ルーティンとは

 

9/8にYahooニュースで掲載れた記事をJMA(日本味感学協会)の協会員で秋田で活動されてる齊藤明裕さんがシェアしてくれました。大変興味深い記事で、「色」以外でもFSEMならもっとたくさんの可能性を広げられるのはないかと感じました。

その齊藤さんシェアをしてくれた記事はこちら
『認知症の父にうれしい変化 同じ質問を何度も繰り返す無限の「電話地獄」にアラフィフ娘が実践した「色」の活用法とは』

 

2025年には高齢者の5人に1人が認知症に

超高齢社会の日本。高齢化が進む中、認知症の患者数も増加しているようです。

厚生労働省の2015年1月の発表によると、日本の認知症患者数は2012年時点で約462万人、65歳以上の高齢者の約7人に1人と推計されていて、認知症の前段階とされる「軽度認知障害(MCI: mild cognitive impairment)」と推計される約400万人を合わせると、高齢者の約4人に1人が認知症あるいはその予備群ということになるそうです。。

今後高齢化がさらに進んでいくことで、認知症の患者数がさらに膨らんでいくことは確実で、厚労省が今回発表した推計によれば、団塊の世代が75歳以上となる2025年には、認知症患者数は700万人前後に達し、65歳以上の高齢者の約5人に1人を占める見込みだそうです。

そんな中、認知症の患者の面倒をみる家族の負担や苦労は想像を超えるものだと思います。

それまでごく当たり前にできていた日常の生活習慣ができなくなる。それが日に日に増していく終わりが見ないそんな状況に周りの家族の身体も心もかなり疲れ切ってしまう。そんな状況にFSEMを通して、お役に立てないかどうかを考えてみるとたくさんありそうなんです。

 

脳神経にアプローチをしているからこそ

なせならFSEMは脳神経に直接アプローチしているから。

今回ニュースに掲載されたのは「色」に関してですが、FSEMにも勝ち色メソッドというものがあり、それぞれその人に合った色があり、その色によってその人の本来の力を発揮したり、感度がましたりという反応を使ったものがあります。この中で紹介された「緑」というのが、もしかしたらそのお父さんの勝ち色だったのかもしれません。白でもなく、赤でもなく、緑がこの患者さんにはものすごく合っていたのかもしれません。

 

においと記憶の関係

他にも認知症は嗅覚とものすごい影響があると言われています。匂いを感じる機能が低下する「嗅覚障害」が認知症などの前兆の可能性もあると東京大学医学部付属病院(東京都文京区)耳鼻咽喉科の菊田周特任講師も指摘しています。

百人一首にも選ばれている、有名な歌で人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香(か)ににほひける」(紀貫之)というものがあります。現代語訳にすると、「人の心はさあどうだかわからりません。しかし慣れ親しんだこの土地では、梅の花が昔とかわらずにすばらしい香になって匂っていることだよ。 」と、昔の記憶を匂いと結びつけて覚えていることが読まれています。

また、ある特定の香りから、それにまつわる過去の記憶が呼び覚まされる心理現象を「ブルースト現象」というものがありますが、これはフランスの文豪マルセル・ブルーストの代表作『失われた時を求めて』の主人公がマドレーヌと紅茶の香りから少年時代を思い出す描写からこう呼ばれています。このように、東西を問わず、昔から人間の「嗅覚」と「記憶」は密接にかかわっていることがわかります。

においと記憶にはそれだけ密接な関係があるということなのかもしれません。

 

味をしっかり感じることって重要

匂い以外にも、認知症患者では味覚の認知機能低下により摂食障害などが起こっていると、東北大学の目黒謙一氏らは報告しています。それほど味を感じるということが大切なんですね。

特に高齢になってくると、だんだん薄く感じるようになって、味にも足りなさを覚える高齢者も少なくないです。急に味付けが濃くなったり、最近味が薄く感じるようになってきたら、味を感じる機能が低下しはじめているかもしれません。

味を感じなくなるには、認知機能だけでなく、唾液の分泌が少なことも原因として考えられます。食べ物が飲み込みにくいとか、なんとなく口の中が粘りつくような感じがあれば、唾液の分泌が少なくなっているかもしれません。

 

手を握りって、食欲回復

実際にあった事例で、食欲のない高齢認知症患者が、ほとんど食事も受け付けない状況でこのまま老衰で死期を待つだけという状況だったにもかかわらず、ある時から急に食欲が戻り、しっかりと食事をするようになって認知症は改善はしてませんが、すっかりと元気になり、要介護5から要介護4へとなった事例があります。

何をして、その認知症患者がまた食欲を取り戻したのかというと、必ず食事前に家族が手を握り、互いの手を握ってぬくもりを感じ合うということをしてたそうです。そうすると、しっかりと食事を食べるようになったということです。

この手を握るというのが、触覚に作用しているのだと思います。実は人間の手というのが、ものすごく感覚の感度が鋭い場所の1つでなんです。そのため手を握って、互いのぬくもりを感じるということで、脳への刺激が増えたのはないかと思います。

 

感覚を育てる食事の作法

この匂いや味、手のぬくもりというのは、JMA(日本味感学協会)が伝える「食事の作法」という中でもお伝えをしています。感度を磨いて、あげるということを目的に行なっているものなんです。そうすることで、実際に味の濃さに変化でたり、味をよりしっかりと感じるようにできたりと感覚を磨いていきます。

 

立体的な匂いを感じる

まず匂いでは、立体的な匂いを感じてもらうようにします。鼻の穴は2つあり、左右それぞれで微妙に匂いの感じ方が違います。①どちらか一方の穴を塞ぎ、しっかりと匂いを吸い込むような感じで嗅ぎます。②次に反対の穴を塞ぎ、同じように匂いを嗅ぎます。それぞれの匂いの感じ方にどんな違いがあるのかを探してもらいます。③そして、最後に両方の穴で同時匂いを嗅いでもらい、さらにどんな風に感じるかのかをやっていただきます。

特にこの際に匂いを嗅ぐものと鼻の距離がどのくらいあるのかも、観察するといいですね。鼻との距離が近かれば近いほど、匂いを感じるが鈍くなっている可能性があります。

 

いろんな味を探す

次に味では、食べたものがどんな味をするのか探してもらいます。味には、甘味・塩味・酸味・苦味・旨味と5つの味があり、多くの食べ物は複数の味が混ざっています。そこに感じる濃い薄いある中で感じられるだけ、食感とともに探してると脳への情報量があがり、味の広がりや濃さなどにそれぞれにいろんな感じ方ができると思います。

 

手を温める

手のぬくもりは、暖かいお味噌汁のお椀や温かい飲み物にカップに手を添えて温めても良いですし、温かいおしぼりなんかで温めても構いません。ご家族の手を握って互いの体温を感じても大丈夫です。そうしたときに、何もしなかった時とどんな味の変化あるかを感じてみてください。

 

どう感じても構いません。こう感じた方が良いという正解はありません。正解はその本人の中にあります。中には、なかなか感じにくい方もいたかもしれませんが、それそれで大丈夫です。それよりも大事なのはその感じにくかったものが自分にとって、大切なポイントでその部分の感覚を磨くことで感覚は育てられるということです。

逆にしっかりと味の変化を感じられたものは、しっかりと感覚的にも機能しているということなので、変化を感じにくかったところをしっかりとやっていく方が大切です。

 

患者本人と家族がふと互いに笑顔になれる瞬間

今回の記事で、認知症の家族の介護をしないといけない家族の苦労がものすごく伝わってきました。だからこそ、そんな介護の中に疲れを忘れさせてくれるような、ふっと笑顔になれる時間があればどんなにいいだろうと感じました。

患者本人と家族が互いに笑顔で過ごせるという、今の介護の現状とは違った風景の中で介護ができるかもしれないという可能性広げていくことはそう簡単なことではありいませんが、そんな中でもFSEMには何か力になれることがあるのではないかと思います。

 

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